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面白いのに泣ける本『ハルオサン 天国に一番近い会社に勤めていた話』生きるのが辛い人にも読んで欲しい

天国に一番近い会社に勤めていた話の表紙

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天狗宇です!

今回は12月1日に発売されたばかりの『天国に一番近い会社に勤めていた話 著者:ハルオサン』の書評レビューをお届けしたいと思います。

始めに言っておきたいのですがこの本はめっちゃ面白いです。著者のハルオサン自身が歩んできた人生を書いた内容になっているのですが…

本の内容
  • 死ぬと言われた脳の病気
  • 毎日激務に追われて月収5万円
  • 婚約者の歪んだ家庭環境と5股騒動
  • 死後清掃員の体験談
  • 元犯罪者ばかりの同僚
  • 不思議な外国人との集団生活(彼らは犯罪者だった)…等々

主にブラック企業を渡り歩いた内容のほか、著者のハルオサン自身の人生の歩み、様々な『人間の闇』が垣間見える内容になっていますよ。

帯に『私よりクソ人生な人いますか?』とあるように、壮絶な人生を歩んできているのが分かります。私は今まで数百冊の本を読んできましたが、その中でも買って損をしない『自信をもっておすすめできる本』と言えますね。

本当に面白い本なのでチェックして欲しいです。

内容が気になる方のためにレビューしていきますね。

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ハルオサンについてと『天国に一番近い会社に勤めていた話』の内容

ハルオサンとは?どんな人なの?

『天国に一番近い会社に勤めていた話』の中表紙

著者のハルオサンは『警察官をクビになってからブログ』を書いている方です。

彗星のごとくブログ界に現れ、その内容の濃さからあっという間に有名になった超人気ブロガーさんですね。(今は作家でもあります)

解説50日で累計100万PVを突破、現在は『はてなブログ読者数3722人(公式を抜くと10位)』という大人気!

警察官時代のことも書いており、その圧倒的な内容から『逮捕されるのではないか』と心配されるほど、当時から濃い記事を書いている方でした。

 

今回書籍化された『天国に一番近い会社に勤めていた話』はブログの内容を含んでいますが、再編集や書き下ろしのコラムなどが掲載されています。初めて読む方はもちろん、ファンの方も楽しめる充実した内容になっていますよ。

目次から伝わるあなたの知らない闇の世界

天国に一番近い会社に勤めていた話の目次

本書の魅力は何といっても濃い内容にありますね。

冒頭では新生児の際、医者から『この子はまず死にます』と宣告されるほどの脳の病気を患い、大手術を行った話(2回行って2回大成功)が書かれています。

そして警察官を半年でクビになり、長い就職活動の末たどり着いたのが表向きは家具屋で裏の顔は『死後清掃』の会社。

勤めた際の不可解な出来事を包み隠さず描いているほか、その後の転職先もブラック企業で従業員が元犯罪者ばかりの会社など、読んでいて少しも飽きない面白さがありますね。

再編集によって内容も時系列に沿い、読みやすくなっているので段階的にハルオサンの人生を疑似体験できる点が面白いです。

ブラック企業の世界観、人間の闇が著者の視点を通して見れる

帯のハルオサン

ハルオサンはブラック企業を渡り歩いているのですが、ブラック企業の社長の言葉、会社の雰囲気、同僚の姿など、働いている際に感じた様々なことを書いています。

その内容は『ブラック企業がどのような手口や言葉を使って従業員を搾取』しているか、どうやって会社に引き留めているのか分かって面白いんですよね。

実際に働いた人間だからこそ分かる視点は『すべてのブラック企業に共通していたり、真理に近いことではないか』と深く考えさせられる内容です。

面白いだけでなく『社会の闇への気付き』がある本とも言えますね。

癖になる世界観を演出するイラスト

ハルオサンの死後清掃員体験談

これだけの内容を語ってしまうと、ヘビー過ぎて読み進められなくなりそうですが、ハルオサンのイラストが独自の世界観を演出してくれています。

どこか抜けている様で、的確に描かれているイラストは、ヘビーな内容を中和し『ダークファンタジー』の世界を作り上げています。

濃い内容なのにスラスラと読めてしまうのは、間違いなくイラストの魅力と言えるでしょう。上手く言えませんが『癖になる』という表現が一番近い感じがしますね。

読み終えると不思議な勇気が生まれる『人生に悩む人・生きるのが辛い人』にもおすすめ

ハルオサンのコラム

壮絶な人生を歩んだ人間は、普通だったら心が折れる、あるいは自殺する、または犯罪を犯す…など、いずれかに当てはまる可能性が高いと思います。(著者のハルオサンはブログを書いたら死のうと思っていたと後に語っています)

人生に躓いたことで歪むかのような危うさを持ちつつ、それでも真っ直ぐなハルオサンは…

『人に愛されるために』

『誰かに必要とされるために』

この根本な思いがあるからこそ、今までの人生を歩めてきたのではないか。

本書にはハルオサンという著者の人生以外に『社会の闇、人の弱さ、それでもなんとか生きられる人間の強さ』など、様々なメッセージが込められていると言えます。

記事を読んでくれているあなたにも、一度は手に取って欲しいですね。

驚くべき事実!?ハルオサンの新しい記事が面白い件

『天国に一番近い会社に勤めていた話』は面白くて楽しめますが、本に掲載されていない新しいブログ記事もとても面白いです。

書籍の発売が決まった後もブログの更新は続いており、変わらずの独自の世界観と濃い内容は、発売されている本を凌ぐ面白さを誇っています。普通は本を一冊出したらネタが切れそうな気もするのですが…引き出しに底が無いのでしょうか(; ・`д・´)凄い

本を読んだ方は、間違いなくブログも読みたくなると思いますよ。新しく更新されている記事も本当に面白いものばかりです。書籍と併せて公式ブログも覗いて見てくださいね。

書評『天国に一番近い会社に勤めていた話』のまとめ

天国に一番近い会社に勤めていた話の裏表紙

今回は『天国に一番近い会社に勤めていた話 ハルオサン』の書評レビューをお届けいたしました。

ブログを書くだけでなく、何かを表現するということは勇気が要ります。勇気を出しても何も変わらないことなんて沢山あるかもしれません。

でも小さなことでも変化が生まれる可能性があります。そして踏み出す全ての人間には『ハッピーエンド』が似合うと思うのです。

何のこっちゃと思われるかもしれませんが…本を読んでそんな事を考えました。面白いだけじゃなくて何か泣けるなぁと。

ハルオサンの更なる活躍が楽しみです。まずは一度、本を手に取ってみてください。

本を好きな方はもちろん、普段読まないという方にもおすすめしたい良書です。

スラスラ読めて面白いのでチェックしてみてくださいね。本に関連する人気記事もどうぞ。