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今回はおすすめの電子書籍自費出版サービスをご紹介したいと思います。
文章を書く方なら一度は「自分の本を出版してみたいなぁ…」と思うはずです。今は完全無料で電子書籍を自費出版できるサービスがたくさんありますよ。
「そうは言っても難しいんじゃねーの?」
ところがどっこい、めっちゃ簡単です!
例えば「小説を出版したい」「自分のブログを本にしたい」場合、その文章を保存してアップロードするだけです。MicrosoftWord、フリーソフト、あるいはテキストファイルに保存して出版することができるんです。
フリーソフトを使う場合でも専門的な知識が必要になることはありません。必要なのはやる気とあなたが作る作品です。そしてそれこそが最も重要なものになると思います。
電子書籍自費出版の代表的なサービスと、個人的に気になったサービスをご紹介したいと思います。紙本の無料出版サービスもありますのでぜひ一度ご覧になってみてください。
執筆時点の情報になるため最新情報は公式サイトの閲覧をお願いいたします。
目次
電子書籍のオススメ自費出版サービス7選
KDPの自費出版サービス(Amazon Kindle ダイレクト・パブリッシング)
Amazonが行っている「KDP(Amazon Kindle ダイレクト・パブリッシング)の自費出版サービスです。
インターネットの電子書籍、自費出版サービスの代表格として最も有名だと思います。ブログの書籍化、小説、漫画、写真集、絵本、幅広く取り扱うとともに、サポートの対応の早さにも定評があります。
本が売れた際の基本のロイヤリティ、印税率は35%ですが【KDPセレクト】に登録すると70%の印税を受け取ることができます。
KDPセレクトとは簡単に言うと「Kindleとの「独占出版」の契約になりますよ、その本のデジタル版を他のサービスで出版しないでね!その代わり70%の印税が受け取れるよ」という契約です。※70%の印税を受け取るには価格を250円~1250円内で設定する必要があります。
この他にAmazonプライム会員、Kindle Unlimitedのサービスに加入しているユーザーに読まれた場合も、ロイヤリティを受け取ることが可能です。その場合は販売による印税ではなく、読まれたページ数によって変動します。
販売数の規模や会員数が半端じゃなく多いので、私的にはKDPだけで自費出版するという選択肢も充分にありだと思いますね。他のサービスと比べてもKDPが一番簡単だと思いますよ。
アップロードする際に、対応しているファイル形式はWord,HTML,MOBI,EPUB,RTF,TXT,PDF,KPFです。難しくてわからねぇよ!という方には最も簡単な「MicrosoftWord」や「テキストファイル」をオススメいたします。
更に詳しく知りたい方は公式の「KDPクイックスタートガイド」をチェックしてみてください。
Google Play Booksの自費出版サービス
意外と知らない人も多いGoogle Play Booksによる自費出版サービスです。こちらも登録無料で利用できます。
検索と言えばGoogleですがGoogleブックスの強みは検索エンジン上で検索やプレビューが行われることです。GooglePlayの公式ページに載せているくらいですから検索に強そうですね。
ロイヤリティ、印税は52%です。特に独占契約などは必要ありませんが、KDPの独占契約よりも印税が少ないのは残念です。
アップロードする際に対応しているファイル形式はePubファイルとPDFファイル(ハードコピーのスキャンを含む)、表示の画像はJPEG、PDF、PNG、TIFFになります。
楽天Koboライティングライフの自費出版サービス
楽天Koboが提供している電子書籍の自費出版サービスです。楽天Koboライティングライフのロイヤリティは設定した販売価格によって定められます。最低で45%、条件付きで70%になりますが独占契約などは必要ないようです。
販売価格(2015年10/1~は「本体価格」)
ロイヤリティレート
299円~100,000円
70%
80円~298円
45%
個人のお客様への支払いの場合には、消費税や源泉徴収差引後の金額でお支払いたします。※【楽天Koboライティングライフ】ヘルプ
KDPに比べるとネームバリューで劣るように感じますが、楽天Koboは「ポイント○倍!ポイントバック!」などのキャンペーンを頻繁に行っているので、意外と売れる可能性があります。
楽天のキャンペーンに合わせて自分の本を宣伝すると効果的ではないでしょうか。アップロードする際のファイル形式はEPUBのみ対応しているようです。
iBooks Store(アイブックスストア)の自費出版サービス
iTunes – iTunesをパートナーに – コンテンツを販売する – 本を販売する – Apple(日本)
みんな大好きiPhone!
iPhoneを使ってる人に人気があるのはやはり「iBooks Store」ではないでしょうか。
Macユーザーをターゲットに電子書籍の自費出版が行えるiBooks Store!対応は「Mac,iPad,iphone,iPod touch,WindowsPC」まで幅広いです。
さらにはロイヤリティ、印税は70%還元!特に独占的な契約など必要ありません。
公式のホームページによると対応しているファイル形式は「.ibooksと.epub」のみのようです。
iBooks Storeでは、iBooks Authorで作成した本(.ibooks)とEPUB(.epub)フォーマットの本のみを受け付けています。
iTunes – iTunesをパートナーに – コンテンツを販売する – 本を販売する – 本を出版するには:よくある質問 – Apple(日本)
ただ難点が2つあります。
まず一つはMacが必要であることです。自分自身が持っていない場合は第三者にお願いしても問題はないようですが、周りにMacを持っている知人が必要になりますね。
あなたがOS X 10.9以降を搭載したMacを使っている場合、または第三者を利用してあなたの本を提出する場合は、下の「今すぐ始める」をクリックしてください。OS X 10.9以降を搭載したMacを使っていない場合は、iBooksでの本の提出と提供にAppleが承認したアグリゲータを利用する方法を選ぶこともできます。iTunes – iTunesをパートナーに – コンテンツを販売する – 本を販売する – Apple(日本)
2つ目はEINの提出が必要になる事です。
EINとは「米国法人番号」というものです。取得後、提出をしないとアメリカでも税金を引かれてしまいます。当然日本に住んでいる日本人は、日本の税金を支払わないといけないので、二重に税金をしぼりとられるようになるのです。
「日本に住んでるからアメリカに源泉徴収を支払う必要はないぞ!」とappleに提出をしないといけないんですね。というか日本で申請してるんだからわかってくれよって思います、なんだか納得がいかない話ですね…。
また、EINを取得するときはSS-4の2「Trade name」にペンネームやサークル名を入れて申請をしないと実名がストアに表示されてしまうようです。
iBooks Storeは他の自費出版サービスに比べると若干敷居が高いですね。ただ印税が70%でMacユーザーにアプローチできるのは非常に魅力的だと思います。
諦められない!販売したいぞ!という方はEINの取得、望まない方は実名が表示されないように気を付けて申請を行ってみてください。
BCCKS(ブックス)の自費出版サービス
電子書籍の作成、販売が無料で行えるサービスを行っているBCCKS。
BCCKSは規模こそ他と比べて見劣りするかもしれませんが、選択した価格の70%が著者の印税として支払われます。特別な独占契約などは必要なく、デフォルトで70%なのは嬉しいですね。支払いに関しては印税額の累計が5000円超えた時点で翌々月末に手数料を引いた分が振込みされます。
振込手数料は 2016年11月現在、以下の通りです。
※楽天銀行からの振込になります。
30,000円未満 30,000円以上
楽天銀行以外 165円 258円
楽天銀行 51円 51円 ※引用元:印税の振込手数料について | BCCKS情報局
楽天銀行を利用していれば51円で済むので、BCCKSで販売を行うのであれば楽天銀行が良さそうですね!
対応しているファイルの形式に関してですが、BCCKSは少し特殊でWebブラウザベースのオンラインエディタで作成することが可能です。簡単に言えばブログを更新する感覚で電子書籍の作成を行う形になりますね。
なおBCCKSは基本無料ですが、540円(税込)のプレミアムプランを使用すると拡張機能が使えるようになり、利用の幅が広がりそうです。(記事執筆時点)
∞books ムゲンブックス、紙の本の自費出版サービス
無料で紙の本を出版してアマゾンで販売!|∞books ムゲンブックス
電子書籍ではないのですが、紙の本を無料で自費出版できるサービスがあったのでご紹介します。紙の本なのに無料ってぶっちゃけ怪しくないか?と思ったんですが、ムゲンブックスは「受注生産」して販売を行っているので、著作者が先払いをする必要がないそうです。
また、ムゲンブックス独自による「自動組版システム」を利用しており、作業の一部を自動化してコストを削減しているようですね。Amazonでの販売がメインとなっているため、在庫を余分に抱えずに済むのも理由の一つだと思われます。
紙の本が好き!という方も多いと思います。そんな人には自己負担のないムゲンブックスがおすすめです。ただし印税、ロイヤリティは販売価格の10%と低めです。
電子書籍だけでなく、紙の本を発売したい方には嬉しいサービスですね!
POD出版、株式会社スリースパイス(紙本の自費出版サービス)
情報提供を頂きましたので追加!「株式会社スリースパイス」のPOD出版サービス。こちらも電子書籍ではないのですが、出版者の負担なく紙の本の自費出版を行うことができます。
POD出版は、AmazonPOD(プリント・オン・デマンド)方式による完全受注生産のサービスです。在庫リスクや返本リスクがなく、出版者が負担をせずにAmazonで紙の本を販売することが可能です。
仕組みとしては受注生産であること、売上げから印刷費、手数料等を控除した価格が作者に支払われるため最初に費用を負担しなくて済む仕組みになっています。個人的に気になったのはこの仕組みです。
Amazon社内で印刷、製本をしてそのままお客様へ発送するので、途中の工程もカットし、24時間以内出荷します。また、Amazon社内で印刷をいたしますので、在庫切れのリスクもなく、急激な需要増にも対応できます。
また、Amazonでの売れ行きなどを見ながら、弊社ネットワークを使い、大手出版社様に紹介することもできますし、自分で持込に行く際にも実績として販売数を資料としてお出しできます!
Amazon社内で印刷しているので対応が早いようです。出版社の紹介に関しては売れないと難しいと思いますが、夢がある話で良いなと思います。
手数料も他と比べて比較的安めですね。
販売価格は、「印刷費」+「販売手数料(販売価格×50%)」を上回る価格であれば、自由に設定が可能です。また、販売価格から「販売手数料」「印刷費」を引いた全額が著者様へのお支払い額となります。印刷費は(モノクロページ数×2.5円+カラーページ数×6.9円+表紙費用180円)となります。
試算例を参考に、支払金額を見る限りおおよそ「15%前後」のロイヤリティが受け取れると考えられます。
こちらも電子書籍だけではなく、紙の本を発売したい人にとっては嬉しいサービスだと思います。紙の本の印税としては良心的でオススメです。※画像は株式会社スリースパイス様のホームページより
電子書籍の出版代行は「ぼったくり」が多い
これは個人的意見になるかもしれませんが、インターネットで行われている電子書籍の出版代行は「ぼったくり」が多い気がします。
手間、手数料がかかっているから高くなるのは仕方ないと思いますが、若干っていうか高過ぎじゃない?っていうサービスを見かけます…。上記で紹介したサービスは全て無料です。
もちろん手数料などは引かれますが、最初に高額な費用を支払う必要はないのでその点は安心ですね。難しく感じるかもしれませんが、ハードル自体は低いのでぜひ自分の力でチャレンジしてみて欲しいです。
チャレンジしたけど難しい!わからない!という方は、躓いてから出版代行を利用するか検討してはいかがでしょうか?
自分でやった方が新しい知識も身に付きますし、楽しいと思いますよ。興味がある方は当ブログの『自費出版に関するまとめ記事』をご覧になってみてくださいね。
知識ゼロからAmazon(Kindle)KDPと楽天koboで自費出版する方法【保存版】役立つ全11記事
記事のまとめ
以上、無料で電子書籍を自費出版できるおすすめのサービスを紹介させて頂きました。
電子書籍の自費出版なら敷居が低いので、ブロガーの方、小説を出版したい方など、興味を持った方はぜひチャレンジしてみてくださいね。また面白いサービスを見つけたら追加して行きたいと思います。
長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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